運転代行を開業するには
運転代行業は、近年人気の業種となっています。ここで、どうしたら運転代行業を開業できるのか詳しくお伝えします!
運転代行業を開業するには、やっておかないといけない3つのことがあります。
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開業の
届け出・審査 -
人材の確保・
備品調達 -
お客様の
集客
以上の3つが、運転代行業を開業するにあたって必要になることです。
STEP1開業の届け出・審査
運転代行業を開業するには、必ず各都道府県の警察署(公安委員会)へ登録をしなければなりません。各都道府県によっては多少差はありますが、概ね流れは同じですので福岡県を例にとってご紹介します。
必要書類を集める
各都道府県の警察署(住所登録をする場所の管轄の警察署)に運転代行を開業する際に必要な書類がありますのでもらいます。
※ここで、開業の仕方等を警察の方がしっかり教えてくれます。以下の書類が実際必要となります。
【個人営業の場合】
- 1、認定申請書(警察署で取得可能)
- 2、戸籍謄本もしくは抄本(外国人にあっては外国人登録原票の写し)
- 3、登記事項証明書
- 4、損害賠償責任保険(または共済)契約の締結を証する書類と車検証のコピー
- 5、安全運転管理者の住民票の写し(運行計画や運転日誌を作成するものの住民票)
- 6、安全運転管理者の自動車の運転管理経歴書
- 7、申請手数料(13,000円)
【法人営業の場合】
- 1、認定申請書(警察署で取得可能)
- 2、法人の戸籍謄本
- 3、法人の定款またはこれに代わる書類
- 4、役員全員分の戸籍謄本もしくは抄本(外国人にあっては外国人登録原票の写し)
- 5、役員全員分の登記事項証明書
- 6、役員全員分の住所及び氏名を記載した名簿
- 7、損害賠償責任保険(または共済)契約の締結を証する書類と車検証のコピー
- 8、安全運転管理者の住民票の写し(運行計画や運転日誌を作成するものの住民票)
- 9、安全運転管理者の自動車の運転管理経歴書
- 10、申請手数料(13,000円)
そして、申請完了までの手続きが完了するのに1ヶ月半〜2ヶ月程度かかります。手続きをする上で、注意しないといけない点がいくつかありますのでご紹介します。
●損害賠償責任保険について
対人補償8,000万円以上、対物および車両補償200万円以上の損害賠償措置を締結しておかなければなりません。
※あくまでも代行車(お客さんの車)の補償となりますので、随伴車の任意保険とは異なります。注意が必要です。
●安全運転管理者について
運転代行業を開業するにあたって安全運転管理者を選出しないといけません。安全運転管理者になれる人は以下の条件を満たさないといけません。
- 1、自動車の運転管理経歴が2年以上ある
- 2、年齢が20歳以上である
- 3、過去2年以内に次の違反がないこと
ひき逃げ、酒酔い酒気帯び運転、麻薬等運転、無免許運転、自動車使用制限命令違反、酒酔い・酒気帯び運転に対する車両の提供、酒類の提供または車両同乗、次の違反の下命・容認(酒酔い・酒気帯び運転、麻薬等運転、過労運転、無免許・無資格運転、最高速度違反、積載制限違反、放置駐車違反)
以上をクリアできていないと認定が受けれませんのでご注意ください。また、同じ名前(業車名)での登録はできないようです。必要書類を揃えたら、管轄の警察署で申請の申し込みをします。
STEP2人材の確保・備品調達
申請が通ったら、いよいよ開業への第一歩がクリアです。そして次に行うのが、運転代行業を開業するにあたって人材の確保と備品調達をしなければなりません。
【運転代行を開業するにあたって必要な人材】
- 1、普通自動車第二種免許を持った人
運転代行業はその名の通り、お客様の車をお客様に変わって運転します。そのため、必ず営業資格(二種免許)を持った人間でなければ運転できません。
ほとんどの業者の場合、開業を申請する人が二種免許を持っていることが多いです。もし、開業者が二種免許を持たない場合は、持っている人間を雇わないといけません(正規・非正規は問いません)。 - 2、普通自動車第一種免許を持った人
普通自動車第一種免許は、いわゆる自動車の運転免許のことです。こちらは、随伴しますので、随伴車両を運転するのに必要になる資格です。一般的にはパート・アルバイトを雇っているところが多いです。
【運転代行を開業するにあたって必要な備品】
最低以下の備品は必要になります。
- 1、随伴車両
随伴車両は軽自動車で対応しているところが多いです。中古車で約30万ぐらいからあります。
- 2、携帯電話機
お客様から依頼の電話を受けるために必要になります。1台では繋がらない場合もありますので2台以上用意するのがオススメです。
- 3、ステッカー
随伴車両に公安委員会から認定された番号を記載するステッカーになります。ネットショップ等で格安で購入できます。
- 4、行灯(あんどん)
運転代行の随伴車両であることを知らせる行灯になります。こちらもネットショップで購入できます。
※随伴車両は、申請時に必要になりますので、早めに調達されるといいでしょう。
STEP3お客様の集客
いよいよ、運転代行業者として開業ができる状態になりました。ここで重要なのが、『集客』です。運転代行を開業してもお客様がいなければ商売になりません。
運転代行業界の先輩がどのように集客をしているかお伝えします。現在の運転代行業界は、飲食店に「カード」を置かせてもらって集客をしているところがほとんどです。運転代行を利用するお客様はお酒を飲んだ方が多いので、飲食店にカードを置くことは効果的です。まずは、カードを制作してエリアの飲食店に営業をしていきましょう。
そして、他の運転代行業者と差をつけるために、必ずやったほうがいいことは、
『インターネット集客』の対策です。
既存の運転代行業者さんはネット集客に力を入れているところが少ないため、対策をすると大きな集客効果があります。
【インターネット集客の対策法】
- 1、ホームページの制作
ホームページを制作する目的は、自社のホームページはリピーター顧客の獲得に利用します。一度利用していただいたお客様が、御社の名前で検索した時にホームページがなければ、もう利用することができなくなります。ですので、必ず作成する必要があります。
- 2、ポータルサイトへの掲載
ポータルサイトへ登録することで、御社の情報を広く拡散できます。無料のものが多いので掲載されることをオススメします。
- 3、カードの配布
飲食店へカードを配布していくことでお客様への告知が可能になります。
当サイト、代行ナビも無料で掲載できるポータルサイトです!
以上で、ある程度の営業がスタートできます!まとめると、運転代行を開業するにあたってのステップは次の通りです。
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開業の
届け出・審査運転代行を開業しようと思っている地域の管轄の警察署
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人材の確保・
備品調達人材の確保:求人情報誌で求人を出す。知り合いに紹介してもらう
備品調達:インターネットショップが安くて揃っているのでオススメです。必要備品で迷ったら管轄の警察署の方に聞いてみましょう。 -
お客様の
集客無料のポータルサイトをネットで検索して掲載する。弊社には是非掲載してください!
そして、もし本気で集客をお考えならば、御社のホームページ作成からポータルサイトの選定等を弊社がバックアップいたします!まずはお気軽にお問い合わせください!